2024/11/23
鉄骨階段のデザインをもっと...
現在建築中のY様邸ですが、現在断熱材等の施工を行っています。
現在の建物に置いて、断熱・気密と言うのは非常に重要視されている事は皆さまご存知だと思います。
その為、多くの方があの断熱材が良いとか、この断熱材が良さそうだとか色々とお悩みになっていると思います。
しかし、何度かこのブログで書いておりますが、今現在これを使っておけばすべてO.Kと言えるような断熱材がないんですよね。
例えば、現在、現場発泡の吹付けウレタン断熱が人気でいろんな建設会社が採用しています。確かに吹き付けるだけで気密も取れますし、これだけじゃなくサッシ回りなのど開口部に気密施工をすれば簡単に高い気密が取れそうな気がします。
でも本当に10年後、20年後、30年後に高い気密を保ち続ける事が出来るのでしょうか?材料が縮んだり剥がれたりしないのか?地震が来ても変形したり剥がれたりしない?気密性の高い材料で、切った後も呼吸をしている柱や梁などの木材を包み込んでも大丈夫なのか?火事は?シロアリは?環境への問題は?どうして日本より住宅の断熱・気密・省エネ性能が20年進んでいると言われているドイツなどの北欧諸国が吹き付け断熱を使わないのか?などいろいろな疑問が考えられます。
その為、やはり強く感じるのは断熱・気密に関しては材料も大切ですが、それ以上に施工が大切であると感じます。
上の写真はY様邸の躯体のボルト部分の熱橋部を断熱・気密処理した写真です。
恐らくこれをしたからと言って、家の断熱力が上がって、すごく快適になった!!などと言う差はほとんど無いと思います。しかし、やった方が良いのか?やらなくても良いのか?と言われれば100%やった方が良いと思います。
正しい材料の使い方と正しい施工、どの断熱材でも欠点はあるので、その欠点を補う施工、そして地道な事でもコツコツと続ける事。これが同じ断熱材を使っても、その断熱材本来の性能が発揮されるか、されないかの差になって来ると思います。
真面目に、小さい事からコツコツと・・・ですね(^-^)
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