2024/11/23
鉄骨階段のデザインをもっと...
先日、上棟を行いましたY様邸
現在、建物外壁側の構造用面材も貼り終わり、サッシを取り付けています。
この耐力面材ですが、やはり透湿抵抗の少ない建材を使用したいと考えておりますので、こちらの建物ではハイベストウッドと言う透湿抵抗の低い材料を使用しています。
また構造面材の施工ですが、仕様に合った釘を使用するのは当然ですし、その釘を打つ間隔、打ち込みの深さもの大事になってきます。
さらにこちらの建物は高い気密性能を求めていますので、構造用面材の継ぎ目には、ぴっちりと気密テープを貼っています。
この気密テープ、もちろん貼らないより貼る方が高い気密値を出せるのですが、更に良いのはキチンと粘着させる為に貼ったテープの上をしっかりと押さえつける?撫でつける?事です。
しかしここで落とし穴が!
先ほど、仕様に合った釘を使用すると書きましたが、最近はほとんど仕様に合った釘を釘打ち機を使用して打ち込みます。この時、ワイヤー連結釘と言う釘打ち機用のワイヤーで連結された釘を使用するのですが、たま~にこのワイヤー連結釘の切れたワイヤーが釘の頭の横から、ほんの数ミリ飛び出している事があります。
この本のほんの数ミリ飛び出たワイヤーが非常に曲者なのですよ。
先ほど申し上げたように、気密テープをしっかり粘着させる為に、貼ったテープの上をしっかりと撫でつけます。このとき大概は手袋をして作業を行っているのですが、たまに細かな部分などは手袋が邪魔で外して作業するのですが、そういう時に限って、このワイヤーが飛び出しており、グサッと手が切れてしますんですよね(´;ω;`)ウッ…
工作機メーカーの方には、是非、このワイヤーが飛び出さないワイヤー連結釘、又は釘打ち機を作ってもらいたいものです。
と言う事で、まさしく【血と涙の結晶】である耐力面材の気密テープ施工ですが、なんとか終了しました。
またこちらの建物では10月24日(土)の1日限定で構造見学会を開催致します。
この構造見学会では、なかなか見るだけでは理解しにくい建物の構造の事を分かりやすくお伝えする
【なるほど!構造セミナー】
を同じ建物で同時開催致します。是非、この機会にお気軽にご参加下さい。
尚、この度の構造見学会では新型コロナウイルス感染防止の為のソーシャルディスタンス確保の為、午前中3組、午後3組の1日6組様限定で開催致します。参加ご希望の方は、是非、早めのご予約をお願い申し上げます。
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