2024/11/23
鉄骨階段のデザインをもっと...
6月29日(土)30日(日)に
『現場で見て、感じて、学べる 構造見学&構造・断熱・省エネセミナー』
を開催致します。
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昨日、現在建築中のS様邸で2回目の瑕疵担保保険の検査を受けました。
この瑕疵担保保険ですが、簡単に説明すれば新築後10年以内に建物の構造上主要な部分、また雨の侵入を防止する部分に欠陥が見つかった場合、保険金や保証金で修理費用をカバー出来ると言う保険です。もちろん、建てた会社が倒産していても適用されます。
そしてこの保険はすべて新築の住宅に加入が義務付けられています。当然、建売住宅でも、ローコスト住宅でもです
更にこの保険に加入する為に、建築中に2度の検査を受ける必要があります。1度目は基礎の鉄筋の配筋が終わった時、2度めは建物の柱や筋交いにすべて金物が取付終わり、屋根やサッシ回りの防水処理などの雨仕舞が終わった段階で、2度の目検査を受けます。
どちらもこれ以上仕事が進んでしまったら、鉄筋や柱、金物などの構造に係る部分見えなくなってしまう前、雨水の侵入を防止する部分が見えなくなってしまう前に、この検査を受けます。
2004年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が施行され、事業者が10年間 構造と雨漏りに対する補償の義務を負い、更に2009年に瑕疵担保履行法が施行され、この法律により、事業者は瑕疵担保責任を果たすための資力確保の措置を講じなければならなくり保険が誕生しました。
確かに、この保険の現場検査が行われる為、昔のようにあまりにもひどい目を覆うような欠陥住宅はほぼ無くなったと思います(それでもたまにニュースになりますが・・・)
しかし、だからと言って100%安心できるのか?と言ったら疑問も残ります。その為、この検査以外にも自社での検査や確認、施工精度が重要になってきます。
また、そもそもこの検査は構造や雨仕舞に問題があるか無いかを調べるだけであって、東北の震災や熊本地震のような大地震が来た時に、建物がどのような状態になるかと言う耐震性能には関係のない話です。
もし建物の構造や耐震にご興味のある方は、6月29日(土)30(日)に開催致します
『現場で見て、感じて、学べる 構造見学&構造・断熱。省エネセミナー』
にお気軽にご参加下さい。
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