2024/11/23
鉄骨階段のデザインをもっと...
先日岩国市市内で着工しましたN様邸ですが、基礎が完成しました。
最近は雨が多く、少し予定が遅れてしまいましたが、無事基礎は完成しました。
これから上棟に向けて土台敷、断熱材の取付、床合板の施工と続きます。
以前は棟上げをした後に根太組をして床を施工する事が多かったですが、現在は建物が剛床構造になり、先に床合板を施工した後に、上棟を行う事が多いです。
昔の建物は根太の上に床材を貼っていた為、床下と壁内に根太の厚み分、繋がった隙間が出来ていました。冬季に室内が暖められると、壁内の空気も温められ上昇気流が発生し、壁内の空気は天井へ、それに引っ張られて床下の冷たい空気が壁内に侵入し、結露やカビの原因となってきました。
現在は、剛床構造により壁と床下が繋がっていない事と、更にこの部分に気密処理をする事により、壁内の結露やカビの発生を抑え、断熱材本来の性能を発揮させる事が出来ます。
もちろん根太組工法でも上記に書いた壁内結露が発生する原理を理解し、ウインドストップを正しく施工すれば、剛床で気密処理を行ったのと同じ効果が出ます。でも、実際にはこのウインドストップが正しく施工されている所が少ないんですよね(*_*)
どんなに優れた断熱材や工法でも、正しく施工されていないと本来の性能は発揮されません。現場作業の正確さは、建築工事における非常に重要なポイントですね(^-^)
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