2024/11/23
鉄骨階段のデザインをもっと...
先日よりリフォーム中のF様邸ですが、現在床の張替工事を行っています。
近年、新築・リフォームで一般的に使用される床材と言えば、複合フローリングと呼ばれる合板の上に化粧シートや単板(突き板)を貼った物か、無垢フローリングが一般的な床材だと思います。
それでは両者の特徴としてはどんな特徴があるのでしょうか?
複合フローリング
価格は無垢材よりも比較的安価。但し製品により値段はピンキリです。また傷が付きにくく、乾燥しても寸法の変化が少ない。その反面、肌触りが無垢材よりも冷たく感じる事があります。カラーフロアーと呼ばれる表面に木目が印刷されたプリント樹脂を貼り付けている安価なものから、表面に本物の木を薄くスライスした突き板と呼ばれる表面材を貼り付けた物など、様々な種類があります。特に突き板を張り付けた物などは、一見、無垢のフロアーと区別がつきにくい物など様々な種類があります。
無垢フローリング
価格は合板フローリングよりも高め。但しこちらも樹種により値段はピンキリです。安価な製品には柔らかい樹種のパインや杉などが多い。また製品に節があるのか?ないのか?などでも値段は変わってきます。もちらん節の多い物の方が安価です。また、湿気を吸収したり、吐き出したりする調湿効果がある。但し、その分乾燥時に収縮したり、湿気の多い時期には膨張したりと言う特徴もあります。また、無垢フローリングは複合フローリングに比べ、触った時に温かいとよく言われますが、ナラやハードメープルの様に堅い樹種の場合、材料に含まれている空気が少なく、冷たく感じる事もありますが、その反面キズや凹みに対し強いです。。反対にパインや杉の様に柔らかい樹種は肌触りも良く、温かみを感じる反面、キズや凹みに弱い特徴があります。ただ、無垢材の場合はキズが出来ても削ったり、凹みが出来ている場所を水蒸気で膨らませると言う補修も出来ます。
どちらを選ぶかは予算や好みによって変わって来ると思います。また犬などのペットを飼われている場合などは、無垢フローリングでは傷だらけになってしまうと言う場合もありますし、水に濡れた場合や醤油などの調味料をこぼしてしまった場合など、無垢材では染みになる事もあります。しかし、無垢材の調湿効果や自然素材の体への優しさ、経年変化していく美しさなど、素晴らしい特徴もあるわけで・・・。
どちらを選ぶにしろ、一度決めてしまえば簡単に変える事の出来ない物です。じっくりと考えて、自分たちにとって最適な材料を選んで行きたいですね。
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