2024/11/23
鉄骨階段のデザインをもっと...
3日(月)に、中国電力主催の電化住宅建築作品コンテストの表彰式が行われました。
今回は2作品を応募し、
新築部門は瀬戸内の住宅、テーマは「海・島・空を眺めながらスローライフを楽しむ」。
また、リフォーム部門は楠町の住宅、テーマは「窓は自然を写す額縁」という作品です。
三年前には、新築部門で優秀賞をいただきました。
今回の新築作品では自信があったため、今年こそは新築部門での最優秀賞!
とはりきっていましたが、結果は落選でした。
どうやら、まきストーブの設置が問題だった模様・・・。
なるほど、主催者側の立場からすれば仕方のないことかと、諦めもつきました。
ところが、リフォーム部門で入選したのです。これには驚きました。
なぜならリフォーム部門は、「古民家再生」など、規模の大きな物件でなければ
アピール度がないだろうと思っていたからです。
窓を工夫することで、長時間を過ごす部屋が豊かな空間になることや、
障害があるために段差解消をしたり、アイディア一つで便利になる器具を採用したことが
評価につながったのかもしれません。
昨日、お施主様には報告がてら顔を出してきました。
作品のタイトルどおり、窓を通してダイニングに映る、終焉を迎える梅と、
残りわずかな山茶花(さざんか)が、とても印象的でした。
このお宅は、お客様の出入りが多く開放的で、人を包み込むような雰囲気があります。
この窓からの景観に対するお客様の評判もすこぶる良いようで、
ハイグレードのシステムキッチンと共に、ご自慢の窓になっているようです。
また、このアイディアは既存の窓を少し改造しただけではありますが、私のお気に入りでもあります。
今回、当社が応募した作品は新築部門・リフォーム部門ともに、障害のある方の住宅で、
まさに「人に優しい、人を包む住宅」がテーマになったように思います。
歳を重ねていても評価されるのは大変喜ばしいことで、気持ちの良い一日となりました。
なお、設計コンセプトや審査の寸評についてはメールをいただければお送りいたします。
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