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細部に神は宿る。

細部に神は宿る。

『細部に神は宿る』

この言葉はドイツのモダニズム建築家ミース・ファンデル・ローエが標語として使用していたことから広まりました。ディティールにこだわってこそ、作品の本質が決まるので、細かいところにまで気を配らなければいけない…という意味です。

(ミース・ファンデル・ローエ設計のバルセロナ パビリオン)

日本ではスタジオジブリの宮崎駿監督が使っていたようで、ご存知の方も多いのではないかと思います。

確かにスタジオジブリの作品は、恐ろしいほど細かな部分にこだわりがありますよね。

話は少し変わりますが、家を建てるのに設計事務所に設計を依頼すると費用が高くなってしまうと思っている方も多いと思います。

確かに設計管理費用の相場として一般的な設計事務所・建築家で総予算の10~15%、有名な設計事務所・建築家の場合だと、20~25%かかってしまいます。

しかし、設計料の中には図面を書く費用は当然ですが、予算内に費用が収まるように調整する仕事であったり、現場でキチンと施工が出来ているか管理する仕事も入っています。

まぁ、それでも総額的には費用は上がってしまうのですが・・・。

そして、この現場を管理する事も非常に重要な仕事でもあります。どんなに素晴らしい図面が出来上がっていても、現場での細かなディティールに気を配って仕事をしていないと、前述のようにやはり神は宿ってくれないわけです。

昔から段取り八分と言う言葉があり、何事も仕事を始めるまでの準備が最も重要だと言う言葉ですが、これは家づくり全体でみると設計図面を作り上げる段階の話だと思います。その為、お施主様と何度も打合せを行い、お施主様の要望・予算の中で最適なプランを作り上げて行きます。

そしていざ現場の仕事が始まると細部に神を宿らせるためにも、細かな所に気を使いしっかりと施工管理をして、デティールを決定していきます。

この設計と監理の両輪を回す事によって、素晴らしい建物が出来上がって行くのだと思います。

だから決して数回お施主様と打ち合わせを行い図面を書き、後は施工会社に丸投げする。これは建築家や設計事務所の本来の仕事ではないと思います。

季美の住まいでは6月に完成見学会を開催致します。まだ開催日が確定していないのですが、お施主様の希望を叶える為、何度も打合せをして作り上げた建物です。

また、開催日等は後日ご連絡させていただきますので、ご興味がございましたら、是非見学会にご参加下さい。

 

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