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『床下エアコンの効果』 四十路工務店営業マン(本厄)の自宅建築日記 その㉗ 

12月を中旬を迎え、本格的な寒さがやって来るようになりましたね。

自宅を建築して初めての冬がやってきます。この自宅を建築するにあたり、こだわった事のひとつである断熱性能の本領が発揮される季節がやってきました。

そして、家の断熱性能を高めることで、やってみたかった事があります。それは今回のブログのお題になっております『床下エアコン』です。

この床下エアコンですが、温暖な瀬戸内地方では、あまり聞いたことの無い暖房方法だと思います。簡単に説明すると、一般的な住宅では建物の床下に(一階の床板の下に)断熱材を入れるのですが、床下エアコンを使用する場合、建物の基礎立上り部分に断熱材を張り付ける基礎断熱とします。そして基礎スラブの下にも断熱材を入れて床下の熱が地中に逃げていくのを防ぎます。

(基礎立上りの断熱)

(基礎スラブ下断熱)

そして、床下自体の気密もとり、床下も室内空間と同じ空間として考えます。

こうして床下の断熱・気密性能を確保したうえで、一般的な壁掛エアコンを使用し、温かい空気を床下に流し込み、基礎を温め、温められた空気は1階の床に設けたガラリより室内に上がってきます。もちろん家自体の断熱性能と気密性能も重要になってきますよ。

今現在、費用や効率の面で考えると、エアコンで暖房するのが一番効率が良いと言われています。(但し、空気が乾燥する等の弊害もありますよ)その効率の良いエアコンを使用し、エアコン1台で家中を暖房してしまおうというのが、床下エアコンの考え方です。

この床下エアコンと言う考え方ですが、主には東北などの寒さの厳しい地方で採用されてきました。但し、床下エアコンと言う確立された一つの商品やシステムでは無い為、色々な工務店が試行錯誤して行ってきています。その中には様々な失敗例もあったと思うのですが、施工例も増えてくることにより、問題点なども改善されてきたように思われます。

と言う事で、我が家には1階の納戸に床下エアコンを設置しています。

(床下エアコンの設置状況)

そして肝心の床下エアコンの感想ですが・・・・・あったかいです((((oノ´3`)ノ

基礎コンクリートや床自体も温められるので、足元も温かいし、素足で歩いても快適です~(*^▽^*)

と言う事で、長くなってしまったので、次回、現状の床下エアコンの使い方や室温の変化などを書いてみたいと思います。

 

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