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『解体工事』四十路工務店営業マン(本厄)の自宅建築日記 その④ 

前回までのブログでは、どちらかと言えば家を建てる時の概念とか考え方とかのお話しを書いていましたが、いよいよ工事も着工してきましたので、実際の工事に合わせた内容を書いていきたいと思います。

 

工事着手の1番初めの内容は、物件によっていろいろと変わるのですが、今回の現場は建て替えになりますので、まずは既存住宅の解体から工事スタートです。(もちろんその前に確認申請や、住宅ローンの審査などの申請関係やお金の関係は済ませておきます)

 

この解体工事ですが、建築会社としてはかなり気を遣うんですよねぇ~。まずは当然家を壊すわけですから、騒音が大きいです。また古い家を解体するので、ホコリもかなり出ます。また家一件分の廃材が出ますので、廃材を運ぶトラックの出入りもかなりの台数になってしまいます。と言う事で出来るだけご近所に迷惑が掛からないように、結構気を遣う工事です。

その為にも、まずはご近所のご迷惑をお掛けする家には、きちんと解体工事と新築のご挨拶に回っておくこと、仮設足場や養生をしっかり行う事。そして工事中は細心の注意を払って、しっかりと散水してホコリの発生を防ぐ事などが重要になってきます。

解体着手前                 仮設養生状況

某リフォーム番組では、例えば天井を一気にドーンッと落として解体している場面や、これまた壁を一気にバーンッと倒している場面を見る事がありますが、実際にはそんな事は危ないのでやりません。もっと数倍は丁寧に作業します。

例えば、この建物は築50年近い建物ですのであまり使われていないですが、プラスターボードなどはキチンと分別して廃棄しなければいけませんので、まずはプラスターボードなどは個別に剥ぎ取って処分します。

プラスターボードが剥ぎ取られた壁

 

その後、窓などの建具関係は先に取外し、アルミ・ガラスなどに分けて処分されます。

サッシが取り外された状態

 

その後、先に瓦を取外し、ようやく重機を入れて解体を行っていきます。

重機による解体の様子

 

もちろんここでも木材、土、鉄などにキチンと分別しながら、解体を行っていきます。

分別解体の様子

 

家の解体が終わると引き続き基礎部分の解体を行います。

昔の建物ですので、今の建物のようにベタ基礎ではなく、布基礎です。その代り、在来工法のお風呂なので、風呂場のあった所には、ベッタリとコンクリートが打たれ、またコンクリートの腰壁があります。

 

その後、基礎の解体が終わると、整地して工事完了となります

と言うのが、個別の案件により違いがありますが、解体工事の一連の流れになります。

また、解体工事を行うにはキチンとした申請が必要であったり、解体業者が解体時の廃棄物を不法投棄した場合、発注者に対して罪を問われる事があります。

解体工事をお考えの方は、是非、信用のおける解体業者さんにご依頼ください。

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