2024/11/19
家の内装を黒色でつくりたい...
「家の中にいるのに寒い」
「冷房をつけても涼しくならない」
このような家に住んでいると、快適で理想的な暮らしを送ることが難しくなってしまいます。
過ごしやすい家を建てるためにも、まずは人が快適に過ごせる温度について知っておきましょう。
また、この記事では快適な温度を保つための工夫も併せてご紹介します。
一般的な室内の適温は、季節によってある程度異なります。
夏場は温度が25~28度、湿度が45~60パーセントが適正な温度です。
そして、冬場は温度が18~22度、湿度が55~65パーセントが過ごしやすい室温と言われています。
温度で比べてみると、夏場と冬場で7度程度の違いがあります。
季節に関係なく、1年中一定の温度にすれば良いというわけでもないということですね。
冬場のほうが快適な湿度が夏場よりも高く設定されていますが、これは、冬場の空気が乾燥していることと、夏場と違って湿度が高くても不快感が少ないことが理由です。
反対に夏場は、湿度が高いとムシムシとした不快感があるため、湿度は若干低めの方が快適に過ごせます。
温度と湿度に関して1つ注意しなければならないことが、「赤ちゃんにとっての適温は異なる場合がある」ということです。
生まれて間もない赤ちゃんはまだ体温調節がうまくできないため、温度管理には特に注意が必要です。
赤ちゃんの場合、夏場の温度は25~28度、冬場の温度は18~22度と大人の場合と変わりませんが、これを大きく外れると赤ちゃんの健康を害してしまいます。
大人にとって平気な温度でも、赤ちゃんにとっては耐えられない温度かもしれないので、室温はこまめに確認するようにしましょう。
また、赤ちゃん以外に、高齢者やペットなども温度変化に弱い場合があります。
健康被害を被らないためにも、可能な限り適温を維持することを心がけましょう。
節電しながらでも快適に過ごせる室温を維持するためには、以下のような工夫が必要です。
人間の体は、上半身は熱くなりやすいですが、下半身は冷えてしまいがちです。
上半身と下半身には3~5度ほどの差があると言われていますが、この差が大きくなると不快に感じてしまいます。
暑いときは上半身を冷やし、寒いときには下半身を暖めるようにすると良いでしょう。
温められていないことが多いトイレ・浴室・脱衣所といった場所では、ヒートショックが発生しがちです。
高齢者と同居している場合は、ヒートショックが起こらないようにこれらの場所も冷えすぎないようにする工夫が必要です。
同じ温度でも、湿度が高いと体感温度も上がります。
温度だけでなく湿度も調節することで、より快適に過ごせるでしょう。
今回は、人が快適に過ごせる温度について解説しました。
1年を通して快適に過ごすためには、家の断熱性や気密性を高めるといった対策も必要です。
温度管理のしやすい家づくりを行い、快適な住まいを実現しましょう。
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