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『家の外壁の選び方』 外壁の種類など

家を建てようと考えた時、どの様な事が一番気になるでしょうか?

間取り、性能。耐震性、外観などなど色々な所が気になると思います。

その中で今回は家の外観イメージを大きく左右する外壁について少しお話ししてみようと思います。

皆さんは建物の外壁と言えばどの様な物をイメージするでしょうか?

多くの人がイメージするのは一般的にサイディングと呼ばれる下の写真のような『窯業系サイディング』が多いのではないでしょうか?

この窯業系サイディングですがハウスメーカーからローコストメーカー、地域の工務店まで多くの建築業者に使用されています。特徴としては色々な柄が選べること、他の外壁材に比べ初期費用を抑える事が出来る事などがあります。また最近は非常に耐久性の高いサイディングも出てきているのですが、非常に値段が高く、一般的には10年から15年程度で塗替えの必要性が出てきます。その為、当初ガラがあるサイディングを選んでも塗替え時にはそのガラは無くなってしまう可能性は高いですね。

 

その他には最近見かける事が多くなったガルバリウム鋼板の外壁があります。

 

このガルバリウム鋼板の外壁ですが、現場にて板金屋さんが加工するものや金属サイディングなどの商品として販売されているものがあります。特徴としては全体的にシャープなイメージの外観と高い耐久性があります。欠点は耐久性は高いのですが、施行中の切粉が残っていたり、他の金属から貰い錆があると錆びてしまう可能性がある事、海が近いと塩害の可能性がある事などです。

 

他には昔ながらのモルタル塗装の壁もあります。

このモルタル塗り壁ですが昔はクラック(ひび割れ)が入ることが多々あったのですが、現在はノンクラック工法が主流の為、クラックが入る事も少なくなっています。(もちろん100%入らない訳ではありません)特徴としてはモルタル壁の上に塗料を吹き付けるので、選べる色が非常に多いと言う所でしょうか?耐久性に関しては吹き付ける塗料によって変わってきます。どちらにしろ将来的には塗替えが必要になってくるでしょう。

また同じ塗り壁としては漆喰やそとん壁などもあります。

漆喰は基本的に白ですが、そとん壁などは色の種類があります。モルタル壁の様に表面を塗装しているわけではないので、塗装を塗り替える必要はありません。また耐久性も高い物が多く、ランニングコストはかからないのですが、初期費用が他の材料に比べ高くなるのが一般的です。また材料や仕上げ方の違いで表面のテクスチャーが違ってきます。

 

その他にも木材を使用した外壁もあります。

 

 

 

木材を使用した外壁は耐久性が低いイメージがありますが、実際には外壁などの縦面に使用した木材は水が溜まる事が無いので腐朽菌が発生する事が少なく、高い耐久性を誇ります。但し、木部に塗装をかけるとどうしても耐久性が弱く5~10年で塗装が剥げてしまいます。しかし、だからと言って外壁の木材自体がダメになると言う事はありません。しかし、強い西日が当たる面などは木材に反りが出てきてしまう場合もあります。

この他にも上塗りの塗料をコテで塗って色々な模様を作るジョリパッドのような物もありますし、最近では外張り断熱とセットになっているような外壁仕上げ塗料もあります。

この様に色々な種類の外壁材があるのですが、どの材料にもメリットもあればばデメリットもあります。耐久性についても建物の軒の出が長いか短いかによっても変わって来るところも当然あります。

建物の外観は第一印象に大きく関わってきますので、やっぱり自分の好みや予算に応じてこだわってみたいですよね。

また最近はコストを抑える為に真四角な総二階で、軒の出もほとんどなく、全面サイディングで仕上げている建物が多いですが、例えばこの様な建物に30年後、価値は残っているのでしょうか?

やはり同じ家を建てるなら将来的にしっかりと価値の残る建物を建てたいですよね。その為にも外観や外壁にも少しこだわってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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