2024/11/19
家の内装を黒色でつくりたい...
鉄筋コンクリート住宅は、その耐久性や耐震性から人気が高い一方で、夏場の暑さが課題となる場合があります。
鉄筋コンクリート住宅が夏に涼しいのではなく暑くなってしまう理由について解説していきます。
RC住宅が夏に暑くなる理由は、コンクリートの性質にあります。
コンクリートは、熱伝導率が高く、外部の熱を効率よく建物内部に伝えてしまうためです。
さらに、熱容量も大きいため、一度熱を吸収すると冷めるまでに時間がかかります。
1: 熱伝導率の高さ
コンクリートは、他の建築材料に比べて熱伝導率が高いため、外気温の変化をダイレクトに室内に伝えてしまいます。
夏の強い日差しを受けると、コンクリートは熱を吸収し、その熱を室内に放出し、室温を上昇させてしまいます。
2: 熱容量の大きさ
コンクリートは熱を蓄える性質も持ち合わせています。
つまり、一度熱を吸収すると、その熱をゆっくりと放出し続けるため、日中の熱が夜になっても残ってしまうのです。
そのため、日中の暑さが夜まで持続し、なかなか寝苦しいと感じてしまうこともあるでしょう。
3: 窓やドアからの熱の侵入
窓やドアは、外からの熱が侵入しやすい場所です。
特に、日差しが直接当たる窓は、室温を大きく上昇させる原因となります。
また、ドアの隙間からも熱が侵入し、室内の温度が上昇する可能性があります。
4: 日射による室温上昇
日差しが直接当たる場所では、室温が上昇しやすいです。
特に、窓から差し込む直射日光は、室温を大幅に上昇させるため、注意が必要です。
1: 遮光カーテンやブラインドの活用
遮光カーテンやブラインドは、日差しを遮り、室温の上昇を抑える効果があります。
特に、遮熱効果の高い素材を選ぶと、より効果的に室温を下げられます。
2: 窓の外側に日よけを設置
窓の外側に日よけを設置することで、直射日光を遮り、室温の上昇を抑えられます。
3: 室内への日射量を減らす工夫
室内の家具の配置や、窓の位置などを工夫することで、日射量を減らせます。
4: 風通しをよくする
窓やドアを開け放ち、風通しをよくすることで、室内の熱気を逃がせます。
5: 換気をこまめに行う
換気をこまめに行うことで、室内の空気を入れ替え、温度を下げられます。
6: 冷風扇や扇風機を活用
冷風扇や扇風機は、涼しい風を送り出して、体感温度を下げる効果があります。
7: 身体を冷やす工夫
冷たいシャワーを浴びたり、冷たい飲み物を飲んだりすることで、身体を冷やせます。
8: 涼しい服装をする
通気性の良い素材でできた服装をすることで、汗を吸収し、涼しく過ごせます。
9: 室温を下げる工夫
室温を下げるには、エアコンの利用が有効です。
しかし、エアコンの使用は電気代がかかるため、室温を下げる工夫として、遮光カーテンやブラインド、扇風機などを活用することもおすすめです。
10: 生活習慣の見直し
日中の活動時間を見直したり、夜はしっかりと睡眠をとるなど、生活習慣を見直すことで、暑さへの抵抗力を高められます。
RC住宅の夏場の暑さは、コンクリートの熱伝導率と熱容量、そして窓やドアからの熱の侵入などが原因です。
快適に過ごすためには、直射日光を遮断し、室内の熱を逃がす工夫が必要です。
遮光カーテンやブラインド、日よけ、風通しをよくすること、換気をこまめに行うことなど、様々な対策を組み合わせることで、涼しい夏を過ごせます。
最後に、もし現在RC住宅を新築で建てようとご検討中の方であれば、外断熱仕様のRC住宅をご検討下さい。
RC住宅に外断熱を採用することによって、コンクリートの蓄熱性能を活かし、快適に生活することが可能です。外断熱で外部からの熱の影響を小さくすることにより、室内でエアコンなどの空調システムを使用した時、コンクリートの蓄熱性能を活かし、暖かさや涼しさを長持ちさせることができます。
RC造で新築をご検討の方は、是非、外断熱をご検討下さい。
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