2024/10/27
鉄筋コンクリートを夏涼しく...
これから家を建てたいと考えている皆さん、マイホームへのこだわりはもちろん、安全面も重視したいですよね。
特に近年は、大型台風の上陸が相次ぎ、自然災害への不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
「せっかくの家だから、台風にも負けない強さを備えたいけど、耐風等級ってよくわからない…」
そんな風に思っている方もいるかもしれません。
今回は、耐風等級について解説し、台風に強い家を建てるためのポイントをご紹介します。
耐風等級とは、家の耐風性能を表す指標です。
等級は「等級1」と「等級2」の2段階に分かれており、等級が高いほど強い風にも耐えられます。
また等級1でも伊勢湾台風レベルの風にも対応できる基準をクリアしています。
しかし、地域や建物の構造によって必要な強度は異なります。
例えば、海沿いの地域や高層階など、風の影響を受けやすい場所では、より高い耐風性能が求められます。
耐風等級は、家の構造や素材、窓の設計など、さまざまな要素を考慮して決められます。
1: 台風に強い屋根をつくる
屋根は、強風による被害を受けやすい箇所です。
台風に強い屋根をつくるには、屋根の形状と屋根材の耐風性能、防水性能が重要です。
屋根の形状は、風の抵抗を受けにくい勾配の少ないタイプがおすすめです。
屋根材は、強風でもはがれたり変形したりしない頑丈なものを選びましょう。
工法もしっかりと確認し、ズレたり飛散したりしないように固定されているかを確認しましょう。
2: 窓には雨戸やシャッターを設置する
窓は、強風による飛来物から家を守るための重要なポイントです。
雨戸やシャッターを設置することで、窓ガラスを保護できます。
全ての窓に設置するのが難しい場合は、飛散防止フィルムを貼ったり、防犯合わせガラスを採用したりするのも有効です。
台風の際は、カーテンをしっかりと閉め、窓際では寝ないようにしましょう。
また、大型の台風を伝えるニュースで風の影響で屋根が飛んで行ってしまった家を見ることがあると思います。
これは風の力で直接屋根が飛ぶというよりも、風による飛来物で窓が割れ、窓から入って来る強烈な風が部屋内から屋根を吹き飛ばすことが多いようです。
そのため、台風の影響が強い場所では、雨戸・シャッターなどでの窓の保護を考えましょう。
3: 立地条件にも気をつける
台風の影響を受けやすい立地条件を選ぶことは、家全体の安全性を左右する重要な要素です。
海沿いや開けた場所など、風を受けやすい場所では、防風林や防風フェンスなどを検討しましょう。
市街地など、周りの建物が多い場所では、風の影響を受けにくくなります。
立地条件に合わせて、適切な対策を検討することが大切です。
4: 「平屋」も検討してみる
1階建ての「平屋」は、構造的に安定しているため、台風に強いです。
2階建てと比べて、屋根面積が小さくなるため、強風による負担を軽減できます。
また、吹き抜けや大きな窓など、風の通り道となる部分が少ないことも、強風への対策として有効です。
平屋は、家族みんなが同じフロアで生活できるという利点もあります。
耐風等級は、家の耐風性能を表す重要な指標です。
地域や建物の構造、ライフスタイルなどを考慮し、適切な耐風等級を選ぶことが大切です。
また、屋根や窓、立地条件など、さまざまな要素に注意することで、より安全で安心できる家を建てることができます。
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