2024/11/19
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家を購入する際、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。
住宅ローンは借りたお金であるため、返済する必要があります。
そこで重要になるのが、「返済比率」です。
今回は、無理のない返済比率にするために知っておきたいポイントをご紹介します。
新築をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
住宅ローンの返済比率とは、「年収のうち、年間返済額がどの程度の割合を占めるのか」を示す数値です。
返済負担率と呼ばれることもあります。
返済比率が高すぎると、稼いだお金の多くがローンの返済に当てられることとなり、家計が圧迫されてしまいます。
そのため、返済比率は生活が苦しくならない範囲で適切に設定する必要があります。
ローンを組む際には、
「年収に対して無理のない返済計画になっているか」
「金融機関の審査に通る範囲の借り入れになっているか」
といったことをチェックします。
こうしたポイントは、返済比率と密接に関わっているため、適切な返済比率を設定することが非常に重要になります。
返済比率は、以下の計算式で算出できます。
年間のローン返済額÷年収×100=返済比率(%)
例えば、年収600万円で毎月10万円ずつ返済するとした場合、年間のローン返済額は120万円となるため、以下のような計算式となります。
120万円÷600万円×100=20%
この場合の返済比率は、20%となります。
では、無理のない返済比率はどのくらいなのでしょうか。
1つの考え方として、無理のない返済比率は20%以内とされています。
先程の例では、年収600万円、年間の返済額が120万円で20%の返済比率でした。
そのため、これは無理のない返済比率の範囲に収まっているといえます。
ここで1つ気をつけたいのが、額面年収と手取り年収の違いです。
手取り年収は、額面年収からおよそ2割程度を引いた金額となります。
そのため、額面年収600万円で、手取り年収480万円だとすると、手取り年収に対しての割合は、
120万円÷480万円×100=25%
となります。
また、ここでいう手取り年収には、ボーナスも含まれています。
手取り年収が480万円で100万円のボーナスをもらっていた場合、ボーナスを除いた手取りは380万円です。
年間返済額120万円を、ボーナスを除いた手取りの380万円で割ると、およそ30%となります。
住居費は手取りの3分の1程度が適正と言われているため、この数値は妥当といえます。
毎月の手取りのうち、3分の1がローン返済に充てられ、ボーナスは別で自由に使えるといったイメージです。
このような計算結果になることからも、返済比率20%は無理のない返済計画の妥当なラインだといえます。
今回は、住宅ローンの無理のない返済比率について解説しました。
返済比率20%を目安として、無理のない返済計画を組むようにしましょう。
マイホームの購入で疑問やお困りごとがある方は、お気軽に当社までご相談ください。
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