2024/11/23
鉄骨階段のデザインをもっと...
家づくりをご検討中の方は、断熱性という言葉をよく聞くのではないでしょうか。
断熱性は、家づくりでは重要なトピックの1つです。
この記事では、断熱材の種類や、断熱性の高い家のメリットについてご紹介します。
ぜひお役立てください。
まずは、軽くて施工がしやすいグラスウールとロックウールについてご紹介します。
グラスウールはガラス繊維でできており、ロックウールは鉱物でできた繊維の断熱材です。
両者とも繊維でできていますが、価格と断熱性の面で差異があります。
グラスウールよりロックウールの方が1~2割程度価格が高めのため、以下の特徴を捉えながらじっくり検討しましょう。
断熱材は、水分を吸収することでカビが生えやすく、断熱効果も低下してしまいます。
グラスウールは水分を吸収しやすく、ロックウールはある程度の撥水性があります。
また、水分を吸収しすぎると、水分の重みによって壁の中に入れた断熱材が落ちてきてしまう可能性があります。
次に、環境に優しく断熱性のあるセルロースファイバーについてご紹介します。
こちらは古新聞でできており、防音効果や調湿効果がある断熱材です。
ただ、この断熱材はホースで壁の中に吹き入れるため、隙間ができてしまうと、十分な断熱効果が得られません。
また、古新聞から断熱材に加工するまでの工数が必要なため、コストはグラスウールの3倍ほどかかります。
調湿効果はあるのですが、湿気を吸収すると断熱性能が低下してしまいます。
次に、発泡系断熱材の中では安価で、湿気に強いポリスチレンフォームについてご紹介します。
こちらは、ポリスチレンを発泡させた断熱材です。
この断熱材は、経年による縮みから、壁の中にはまった断熱材に隙間ができてしまうことに注意をしましょう。
そして、経年による縮みが比較的小さいウレタンフォームについてご紹介します。
こちらは、ポリウレタンを発泡させた断熱材です。
ポリスチレンフォームに比べ、断熱性が高く、価格も高いです。
また、経年による縮みが小さくはありますが、少しは隙間ができてしまうことを考慮しましょう。
最後に、湿気に強く、高断熱かつ薄い素材のフェノールフォームについてご紹介します。
こちらは、フェノール樹脂を発泡させた断熱材です。
壁の中に入れる内断熱と壁の外に貼る外断熱の両方の施工方法があります。
価格はグラスウールの3倍ほどのため、長所と短所のバランスを考えてみましょう。
断熱性と気密性の高い家のメリットは3つあります。
それは、省エネであること、ヒートショック対策になること、壁にほこりがたまりにくいことです。
省エネである理由は、断熱性があることで外気温度の変化を受けにくく、冷暖房が効きやすいからです。
それに付随して、部屋の温度差によって身体に負担がかかる状態であるヒートショックが起きにくくなります。
また、部屋の壁の温度が一定であると、空気の対流が起きにくくなります。
そのため、静電気があまり起きず、壁にほこりがたまりにくくなります。
この記事では、断熱材の種類や、断熱性の高い家のメリットについてご紹介しました。
断熱材には、繊維のものと、発泡したものがあります。
どのような断熱材にもメリットとデメリットがあります。またどのような高性能の断熱材を使用していても、施工方法が悪いと本来の性能を発揮する事が出来ません。
断熱性の高い家のメリットは、省エネであること、ヒートショック対策になること、壁にほこりがたまりにくいことです。
この記事をぜひご参考にしてくださると幸いです。
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