2024/11/23
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キッチンの照明選びは、ただ明るくするだけではなく、色温度によってもその空間の雰囲気や機能性が大きく変わります。
昼白色、昼光色、電球色といった照明の色によって、キッチンでの作業効率や食材の色の確認、さらには家族が集まる空間としての快適さも左右されるのです。
この記事では、それぞれの照明色の特徴とキッチンでの最適な使い方を解説し、キッチンがさらに機能的かつ快適な空間にするためのコツをご紹介します。
照明色の基本知識を把握し、キッチンの照明選びに役立ててください。
キッチンの照明は、料理の見た目や作業の効率を大きく左右します。
照明色には主に昼白色、昼光色、電球色の3種類があり、それぞれがもたらす雰囲気や機能性は異なります。
電球色はオレンジ色の暖かい感じの色で、リビングやダイニング、和室などに向いています。
この色は料理を美味しく見せる効果があり、家族が集まる場所に温かみを提供します。
一般的に、電球色は「ウォーム色」や「リラックス色」とも呼ばれています。
昼白色は自然な白色で、ナチュラルなイメージをもたらします。
この色は太陽に近い自然の色味で、化粧をする部屋やクローゼット、洋服選びをする部屋などに向いています。
昼白色は「ナチュラル色」や「マイルド色」とも呼ばれており、化粧や洋服の色を正確に確認するのに適しています。
昼光色は青っぽい寒色系の色で、集中力を高める効果があるため、子供の勉強部屋や書斎などに向いています。
しかし、明るすぎる点で少し疲れやすい場合もあるので注意が必要です。
昼光色は通常「クール色」や「フレッシュ色」と呼ばれています。
これらの照明色は色温度(K:ケルビン)という単位で表され、色温度が低いほど赤みを帯び、高いほど白くまたは青白くなります。
色温度とは、照明の色の温かさや冷たさを示す数値で、電球色は2,800~3,000K、昼白色は5,000K、昼光色は6,500~6,700Kです。
キッチンは食材の色を確認する重要な作業場所であり、昼白色が推奨されます。
しかし、オープンキッチンの場合は電球色も選択肢となり、手元の照明は昼白色にすることで作業効率を向上させられます。
1:独立型キッチンの照明色選び
独立型キッチンでは、昼白色の照明がおすすめです。
昼白色は自然な白色で、食材の色を正確に確認できます。
また、明るい照明は作業をスムーズに進める助けとなります。
2:オープンキッチンの照明色選び
オープンキッチンの場合、キッチンの全体照明は電球色、手元の照明は昼白色にするとバランスが取れます。
電球色はリビングやダイニングとの一体感を出せるため、昼白色の手元照明は作業効率を向上させます。
3:温白色の利用
温白色は電球色と昼白色の中間の色で、全体も手元の照明も温白色でそろえると、リビングダイニングの電球色となじみが良く、色も見やすいです。
キッチン空間での色の違いが気になる方は、照明色の選び方を工夫することで、作業効率と空間の雰囲気の両立が可能となります。
今回は、キッチンの照明色における昼白色、昼光色、電球色の違いとキッチンでの照明色の選び方について解説しました。
キッチンは食材の色を確認する重要な作業場所であり、照明色の選び方によっては作業効率や空間の雰囲気を大きく向上させられます。
また、照明色による雰囲気の違いを理解し、自身のライフスタイルやキッチンのタイプに合わせて最適な照明色を選ぶことが重要です。
近年は照明器具がLED化されたことにより、一つの照明器具で調光・調色する事が可能な照明器具も増えてきました。
そのため、照明の色に悩んでいる場合には、調光・調色出来る照明器具を選んでおくことも一つの方法です。
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