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『コロナ禍での間取り』の考え方

『コロナ禍での間取り』の考え方

新型コロナウイルスの影響による外出自粛やテレワークの普及により、自宅で家族で過ごす時間『家族時間』が増えたと感じている人も多いのではないでしょうか?

株式会社LIXILの『家族時間の変化と住まいに関する調査』では、コロナ禍で約4人に1人が家族の時間が増えたことを実感し、その増えた時間の平均は、1日あたり4.4時間という調査結果が出ました。

詳しくはこちら

その一方で家族時間が増えた事による家への不満や、家族が一緒にいる時間が増えたことによるストレスもあるようです。

昔の家の間取りは、とにかく部屋数を多くした間取りが多くありました。その為使わない部屋も多く、その代表的な物が応接室と客間でしょうか?昔の建物は玄関を入ると左手に応接室があって、右手にはダイニングルームがあって~と言うような間取りも多くありましたね。

それが現代では部屋数は多くないが広めのLDKがあって、そこに家族が集まってと言う間取りに変わっています。しかし新型コロナウイルスの影響でテレワークが推進されると、落ち着いてテレワークを行う場所が無い、一人でいられる場所が無いなどの問題も起こっているようです。

少し視点は変わりますが、最近の電子機器の発達でリビングでの過ごし方も少し変わっているようです。もちろんまだ小さなお子様のいる家庭では一緒にテレビを見たり遊んだりと言う事も多いと思いますが、子供が大きくなると父親はテレビを見てる、母親はスマホを見てる、長男はタブレットでYouTubeを見てる、次男はゲームをしているなど、同じリビングに集まっているのに、一人一人はまったく違ったことをしていると言うような状態も多いそうです。

その為、これからの間取りは将来的に変更可能な間取りであったり、家具やパーテンションで簡易的に間仕切る事が出来き、同じ空間に居ても自分の空間を確保出来る事が重要になって来るかもしれません。

しかしテレワークをする人の中には、リビングの一部をパーテーションなどで間仕切って仕事をしている人もいますが、人によってはリビングの話声や物音が気になって集中できないと言う人もいます。

そのような人にはやっぱり間取りの計画段階でしっかりとしたプライバシーが守れる空間を考えなければいけません。

新型コロナウイルスにより、今までの生活スタイルが一変しました。当然、家の間取りも今までのスタイルと変わって来ると思います。しかし、全ての人の生活スタイルが変わったのかと言うと、そんな事はありません。

この様な時代だからこそ、他の人がやっているからとか、最近流行りだからとかではなく、自分にとって何が必要なのか?何が必要ないのか?をしっかりと見極めて、判断して行く事が重要だと思います。

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