2024/11/19
家の内装を黒色でつくりたい...
今回は、SGL鋼板屋根材の耐久性、ガルバリウム鋼板との違い、メリットなどを解説します。
SGL鋼板は、ガルバリウム鋼板にさらにマグネシウムを配合することで、耐食性を飛躍的に向上させた、非常に耐久性のある屋根材です。
従来のガルバリウム鋼板の3倍の耐食性を誇り、30年以上という長期にわたって美観を保ち、メンテナンスの手間を大幅に削減できます。
1: SGL鋼板の耐食性向上
SGL鋼板は、ガルバリウム鋼板に2%のマグネシウムを配合することで、従来のガルバリウム鋼板の約3倍の耐食性を達成しています。
ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミニウムを配合することで、トタン(亜鉛めっき鋼板)よりも耐食性を向上させた素材です。
亜鉛は鉄よりもイオン化しやすい性質を利用して、鉄が腐食するのを防ぐ「犠牲防食」の役割を担います。
SGL鋼板は、ここにさらにマグネシウムを添加することで、マグネシウムの亜鉛よりもイオン化しやすい性質を利用して犠牲防食作用を向上させています。
2: SGL鋼板の耐久性
SGL鋼板の優れた耐食性は、長期間にわたって美観を保つことを可能にするだけでなく、メンテナンスの手間を大幅に削減する効果も期待できます。
従来のガルバリウム鋼板は、定期的な塗装やコーティングが必要でしたが、SGL鋼板は、その高い耐食性によって、長期間にわたって美観を保つことができます。
3: 耐用年数の比較
SGL鋼板は、従来のガルバリウム鋼板に比べて、耐用年数が大幅に延びています。
従来のガルバリウム鋼板の耐用年数は20年~30年程度ですが、SGL鋼板は30年以上という長期にわたって、その性能を維持することが期待できます。
1: 軽量性
SGL鋼板は、ガルバリウム鋼板と比べて軽量です。
軽量であることは、屋根の荷重を軽減し、建物の構造への負担を減らす効果があります。
そのため、地震などの自然災害に強い家を実現できます。
2: 耐震性
SGL鋼板は、軽量で強度が高いため、地震などの自然災害に強い屋根材といえます。
屋根の重量が軽くなれば、地震発生時に発生する揺れによる損傷のリスクを軽減できます。
3: 環境負荷の低減
SGL鋼板は、リサイクル可能な素材です。
廃棄時に焼却処分する必要がなく、環境負荷を低減できます。
また、SGL鋼板は、従来の屋根材に比べて、製造過程におけるエネルギー消費量も少ないため、環境に優しい素材と言えます。
4: 施工性
SGL鋼板は、施工性にも優れており、従来のガルバリウム鋼板よりも短時間で施工が完了できます。
そのため、工期短縮によるコスト削減が期待できます。
5: 保証範囲の拡大
従来のガルバリウム鋼板では、沿岸部から5km以上離れていないと保証対象にならなかった一方で、SGL鋼板は500m以上と10倍も補償範囲が拡大しています。
SGL鋼板屋根材は、ガルバリウム鋼板にマグネシウムを配合することで、耐食性を飛躍的に向上させた、非常に耐久性のある屋根材です。
30年以上という長期にわたって美観を保ち、メンテナンスの手間を大幅に削減できます。
また、軽量性、耐震性、環境負荷の低減などのメリットも備えています。
これらのメリットから、SGL鋼板は、快適で安全な住まいを実現するために最適な屋根材と言えます。
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