2024/11/23
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吹き抜けのある家は寒いから、吹き抜けを作るのをためらっている方もいるのではないでしょうか。
確かに、吹き抜けのある家は暖まりにくいといえますが、床暖房等の工夫次第で十分に暖められます。
今回はそんな吹き抜けのある家の寒さ対策を紹介します。
吹き抜けがある、または設置をお考えの方の参考になれば嬉しいです。
吹き抜けリビングは寒さ対策には、3つポイントがあります。
1つ目は、断熱性・気密性能の高い家にするということです。
適した工法で断熱性・気密性を高めることにより、吹き抜けがあっても暖かい家を実現できます。
2つめは、吹き抜けの上にある窓の断熱性を向上させることです。
空気が吹き抜け窓に触れることにより冷やされ、その室内を冷たくする現象を「コールドドラフト現象」と呼びます。
この現象を防ぐために、窓種をアルミではなく樹脂にする、カーテンやロールスクリーンをつけて窓に空気が直接触れないようにするなどの対策をし、窓の断熱性を高めましょう。
3つ目はシーリングファンを設置することです。
吹き抜けのある家では、暖められた空気は上に行き、吹き抜けの窓で冷やされた空気は下に行くという現象が起こっています。
天井にシーリングファンを取り付けることにより、冷たい空気は生まれず、暖かい空気だけを部屋全体に循環させられます。
上述で挙げた3つのポイントを実行することはなかなか困難です。
リフォームせずにできる対策としては、暖房を工夫することです。
吹き抜けのある家の暖房では、床暖房もおすすめです。
床暖房を使うと、足の裏が温まり、他の暖房が必要ない程部屋を暖かい状態にできます。
しかし、椅子を使って生活している場合、床暖房のメリットをあまり生かせません。
椅子やソファなどを中心に生活している方には、床下にエアコンを設置するのもおすすめです。
床下を暖めるエアコンを床下吹き出しエアコンと呼びます。
床下を暖めることで、輻射熱という床から発する熱によって、冬の寒い時期でも部屋を暖かい状態に保つことが可能となります。
今回は、吹き抜けのある家の寒さ対策と、床暖房等を用いた効果的な暖め方を紹介しました。
暖まりにくいといわれる吹き抜けですが、対策すればきちんと暖めることができます。
当社は、お客様のご希望に合わせた暖房方法をご提案いたします。
吹き抜けを設置するかどうかでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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