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『外壁に使う木材の耐久性』 四十路工務店営業マン(本厄)の自宅建築日記 その⑯ 

前回までは、断熱材の事を書きましたので、今回は少し外壁について書いてみたいと思います。

 

こちらの建物では、外壁に2種類の材料を使用する事にしました。その内の一つは『ウエスタンレッドシダーのべベルサイディング』です。ウエスタンレッドシダーのべベルサイディングと言う舌を噛みそうな名前ですが、日本語に訳すと『米杉板の鎧張り』の事です。

外壁に木材を使うと、長持ちしないんじゃないか?そんなイメージがありませんか?確かにウッドデッキを作ったけど、3、4年で腐ってダメになったとか、よく聞く話です。でも、外壁に木材を使うと、意外と長持ちするんです。

例えば古い家で外壁に木板を使ってあり、全体が真っ黒くなっている家なんかを見たことがありませんか?この様な家って築何年たっていると思います?恐らく30年40年50年と築年数の経った建物だと思います。木材を使った外壁って、意外と長持ちするんです。但し、地面に近い部分だったり、ウッドデッキのように水平で水が溜まってしまう場合などは、やはり木材が早く腐ってしまう事があります。外壁などの壁は、雨が当たっても、そのまま下に流れていくものなので、木材を使用しても驚くほど長持ちします。

 

しかし、木材に塗装をしても長持ちはしません。例えばキシラデコールのような木材に浸透する塗料でも、油性塗料やシリコン塗料のように、被膜を作る塗料でも、どちらでも長持ちはしません。やはり5年から10年程度で塗替えが必要になってきます。そこで、水に強い木材を無塗装で使用すると言う方法も一つの考え方です。今回使用する米杉と言う材料は、杉と言う名前が付いていますが、ヒノキの仲間です。北米やカナダなどの寒い地方で育った木材です。ヒノキは昔からお風呂に使われるくらい水に強い木材なので、この米杉も水に強いと言われています。

そして今回は、その米杉にウッドロングエコと言う木材防護保持剤を塗装しました。このウッドロングエコですが、天然のハーブなどから出来ている木材の防腐保護剤ですが、塗るのは簡単で誰にでも塗ることが出来ます。

その為、ゴールデンウィークの休みには、嫁と娘も一生懸命塗り塗り

しかし、娘はまだ4歳なので、猫の手を借りた方が、まだ作業が進みますね(-_-)

このウッドロングエコ、一度塗ってしまえば、塗替え不要と言っています。ウッドロングエコ自体には色は付いていないのですが、塗布後しばらくすると木材が変色してきます。よく外部にさらされた木材が黒くなっている色をシルバーグレイと言いますが、そんな感じに変色します。但し、木材の種類によって色が変わってきますし、同じ木材でも赤身と白身では、また色が変わってきます。そこは自然の物なので仕方ない部分ですかね。これが嫌な人は使わなければいいんでしょうし(^-^)

 

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