2024/11/23
鉄骨階段のデザインをもっと...
新年明けましておめでとうございます。
例年、年の初めに新年の祈願祭を行います。
クライアントの希望にかなった”健康で快適な生活を送る住まい”が、工事中 安全で順調に、美しく完成し、予算的にも計画通りに収まり、商売が繁盛することを祈願します。
神社は、私が岩国に帰って間もない頃からお世話になっている椎尾神社にお願いしています。
最初は1974年<私どもの先代の時>、
30年近くたった鉄板葺の屋根が老朽化したため、
銅板の一文字葺に葺き替える工事でした。
銅の価格が高騰した終戦直後、屋根の銅板が剥ぎ取られ、鉄板で応急処置をしていたとのことでした。
当時、総代さんからそんな話を聞いて、神社の屋根を剥ぎ取りお金に換えるとは、
心無い人間もいるもんだなと思ったものです。
その後、平成4年に御大典記念事業として回廊が造営されました。
当時印象に残ったのは、上棟際の日取りが仏滅の日に決まったことでした。
加工場で木材を刻んだ後、建て方に移りますが、組み上げるのに約一週間掛かります。
錦川を守る神様“水神宮造営”のときもそうでしたが、
その一週間の中で仏滅の日が選ばれたのです。
理由は、仏滅の日は結婚式やその他のお祭りがないからだそうです。
そういえば仏式での地鎮祭のときも、住職さんが、「仏滅とありますが、仏教では仏が滅するなんていいませんよ。」と言われたのを思い出しました。
今でも上棟日などは、暦上良い日を選んではいますが、
それ以来 私の心内ちではそんな日取りが気にならないようになりました。
そんなことを思い出す新年の祈願祭でした。
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