季美の住まい

Y様邸新築工事

2020.10.30 (金)

kibi1177
Y様邸新築工事

現在新築工事中のY様邸ですが、現在は壁、天井に下地材のプラスターボードを取り付けています。

こちらの建物の天井の仕上がりは一部天所の梁が見える仕上がりとなる予定です。

イメージ的には少し違うのですが、天井はこんな天井でしょうか?

最近はあまり見かけなくなったのですが、つい最近までテレビのCMで某ハウスメーカーさんが、天井が高い事を売りにしているCMが流れていましたので、ご覧になった方も多くいらっしゃると思います。

でも、あれってホントに天井を高くしたら開放的で広がりのある空間になるんですかね?

確かに住宅展示場にあるハウスメーカーの建物の様にだだっ広いリビングで天井が高ければ、広がりのある空間になるかもしれませんね。

しかし、余程予算がないとあのような大きなリビングは作る事が出来ません。そして一般的なりピングの広さで、ただ天井高だけを上げてしまうと、逆に縦横のバランスが崩れてしまい、部屋の奥行が感じられなくなる事もあります。

例えば昔から茶室などは狭いし天井も低い事が多いです。でも、その小さな建物の中で空間に広がりを見せる様々な工夫が施されています。

例えば化粧屋根裏と呼ばれる屋根の野地板を化粧で見せる天井や

化粧屋根裏(けしょうやねうら)

 

建物の庇が室内に貫入している掛込天井

吉井川の茶室「鴨越庵」 | 株式会社あきら建築

 

逆に通常の平天井より低くなっている落天井など

落天井(おちてんじょう)

わざと天井に高低差を設けて空間の広がりを演出しています。

 

これは、ただ水平に仕上げてある天井よりも、天井に高い所や低い所などの高低さがある方が、空間に広がりを感じる事が出来る人間の感覚を利用したものです。

もっと簡単に空間の広がりを感じようと思えば、壁の色調より明るい色の天井材を使用すれば、空間に広がりを感じる事が出来ますし、逆に壁よりももっと濃い色調の天井材にすると、空間が凝縮されて落ち着いたイメージを演出する事も可能です。

この両者の場合は、壁と天井の間を区切る廻縁と言う材料があるのですが、これは使用しない方がいいと思います。

現在の住宅の天井高は、一般的には2400㎜となっています。しかし以前は2200㎜が基準でした。これは昔はこたつや座卓はど、畳や床に座って生活するスタイルが一般的だったのに対し、現在は椅子に座って生活する事が多くなったと言う、生活スタイルの変化に対応して天井の高さが高くなってきました。

これはある意味仕方のない事ですかね、日本人の生活スタイルが変わってしまったので。でも、空間の広がりを演出する為だけに、天井高を上げる事に意味があるのでしょうか?

空間の広がりを演出する方法は様々な方法があります、ただ天井高を上げただけでは奥行を感じる事が出来なくなる場合もあります。その為、この空間のイメージ作りはしっかりとデザインしていきたい所ですよね。

 

 

 

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