基礎断熱と配筋検査|岩国市で新築、注文住宅なら季美の住まい

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四十路工務店営業マン(本厄)の自宅建築日記 その⑧ 『基礎断熱と配筋検査』

2017年 03月 22日 (水)

前回は基礎編として捨コン打ちまで、書いておりましたのでその続きを書いていきます。

基礎の捨コン打ちが終わると、まずは、基礎の外枠を建てていきます。その後、土間と立上りの鉄筋を組んでいくのですが、今回は・・・土間スラブの下に断熱材を敷き込んでいます。これは、この建物では床下空間を利用する24時間換気を使用する事、そして更にその24時間換気を利用して・・・って事を考えているので、土間スラブ下に断熱材を敷き込んでいます。詳しくは、また後日書いていきます。

今回24時間換気の関係で、基礎断熱・基礎気密を取ります。しかし、ここで注意しないといけないのは、その基礎断熱ですが、必ず、かっ!なっ!らっ!ずっ!防蟻処理されたものを使用しましょう。カネライトフォーム、スタイルフォームなどのポリスチレンフォーム、ネオマフォームなどのフェノールフォーム、ビーズ法ポリスチレンフォームなどのEPS、現場吹き付けの発泡ウレタンなど、シロアリの大・大・大好物です。まあ、食べても栄養は無いらしいですけどね。それでも、シロアリを寄せ付けてしまいます。その為、必ず、防蟻処理した断熱材を使用しましょう。ちなみに今回使用したのは、パフォームガードと言うホウ酸で防蟻処理された断熱材を使用しています。

断熱材の敷き込みが終わると鉄筋を組んでいきます。

 

この時、鉄筋がキチンと図面通りのピッチで組みあがっているか、図面通りの太さの鉄筋を使用しているか、人通口などの開口部や出隅部分にキチンと補強が入っているか、鉄筋を繋いでいる部分の重ねしろはキチンと取られているかなどを、しっかりと確認しておきます。

全ての鉄筋が組み上がった後、瑕疵担保保険の配筋検査を受けます。

配筋検査終了後、給排水設備の配管や、基礎を貫通させる電気配線がある場合は、その配管等を設置します。

この時、φ100以上の配管を通す場所には、必ず補強筋が入っているか確認しておきましょう。

 

この配管作業が終わった後、いよいよ土間のコンクリートを打設します。

 

ちなみにこの写真は見えにくいですが、この青い管は給水用の『さや管』と言う管です。この青い「さや管」の中に「架橋ポリエチレン管」と言う白い管を通して水を流します。つまり管が2重になっているという事です。こうする事によって、将来給水管の交換が必要になった時、内側の架橋ポリエチレン管だけ引き抜いて交換することが出来、容易にメンテナンスする事が可能となります。

 

土間コンクリート打設を打設し、養生後、今度は基礎立上りの内枠を建て、立上り部分のコンクリートを打設していきます。

写真では見えにくいかもしれませんが、基礎断熱の為、基礎立上りのコンクリートを打設する前に、基礎内側の断熱材を型枠内に打ち込んでから、コンクリートを打設します。(別に後で貼っても良いです)

 

この基礎断熱ですが、大きく分けて2種類あります。それは基礎の外側に断熱材を貼る基礎外断熱と、基礎内側に断熱材を貼る基礎内断熱です。この2種類の方法、断熱性能だけを考えると、外断熱の方が熱橋(熱が伝わる部分)が少なく、完全に有利です。

もともと北海道などの寒冷地では基礎断熱が一般的で、地面の凍結により建物が持ち上がり、基礎が破損するのを防ぐ目的がありました。猛烈に寒さが厳しいですからね。しかし、この工法をそのまま本州に持ってきたのは、明らかな間違いでした。それは、北海道には生息数が少ないシロアリが、本州にはウヨウヨいると言う事です。先ほども書きましたが、基礎断熱に使われる板状の断熱材などは、栄養も無いのにシロアリが好んで食べてしまいます。その為、外側に貼った断熱材に蟻道(アリの通り道)を作り、築数年しかたっていないのに、驚くほどのシロアリによる被害を受ける物件が出てきました。

その後、断熱材事態に防蟻剤が入った製品や、物理的に非常に堅くシロアリの食害を受けない断熱材などが登場して今に至っています。

そして今回、この家で採用したのは、基礎内断熱工法と人体に無害な無機質(ホウ酸系化合物)を防蟻剤とした断熱材でした。その理由は、比較的温暖な瀬戸内地方で基礎の外断熱までは必要ないだろうと言う考えが一つ。そしてもう一つは、どんなに防蟻処理してあっても、不安がつきまとう基礎外断熱は、本州では不向きなのではないか?と言う考えです。でも、建物外壁の付加断熱を厚くしていくと、基礎外断熱の方が壁との納まりがいいと言うのもあるんでしょうけどねぇ~(-_-)

なかには、家の周りに配管を通して、常に少量の薬剤を流してシロアリを駆除するなどの方法もありますが、どんなに安全だと言われても、やっぱり私は抵抗があります。その中で、今回選んだ方法が、上記の方法でした。

まあ、このあたりは個人個人の考え方の差があっていいと思いますけどね。

それでは、長くなりましたので、また基礎編③に続きます。