大事な下地の話|岩国市で新築、注文住宅は季美の住まいへ

季美の住まい株式会社

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すご~く大事な下地の話

2016年 12月 19日 (月)

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こちらの写真は現在建築中のS様邸の屋根下地のルーフィングの写真と壁下地の透湿防水シートの写真です。一見地味な下地材ですが、実はすご~く大事な縁の下の力持ち的存在です。

例えばよくお客様からこんな質問をされることがあります。

「瓦とガルバリウムとスレート屋根だったら、どれが耐久性が高いですかね?」

そんな時

「種類にもよりますが瓦なら50~60年、ガルバリウムなら20~30年、スレート屋根なら20年程度ですが変色が大きい事があります」

とお答えします。もちろんその答えの他に、重さによる特性の違いだったり、デザインだったり、割れる凹むなどの種類の違いによるデメリットも説明させていただきます。そしてもう一つ覚えておいていただきたいことが、どの材料も100%雨水の侵入を防ぐ事は出来ないという事です。

瓦やスレートは直接雨が接進入するのを防いでいるだけで家を雨から守っているのはルーフィング(防水シート)です。屋根材の役割は外観を良くするのと直接雨を進入させないことです。直接雨を進入させないというのはどういうことでしょうか?屋根材はいわば滑り台のように雨を流す役割しかなく完全に雨が進入することを防ぐことはできず、隙間などから雨の進入を許してしまいます(特に台風の時などの、横殴りの雨など)。このように進入してきた雨から家を守るのはルーフィングの役目です。

瓦やガルバリウム、スレートなどを一次防水、下のルーフィングを二次防水と言います。つまりどんなに瓦の耐久性が高くても、ルーフィングが先にダメになってしまったら・・・結果はご想像の通りです。

このルーフィングですが、アスファルト系、改質アスファルト系、高分子系とあり、高分子系が最も耐久性が高いのですが、その分価格も高く、あまり一般的には使われておりません。よく使われているのはアスファルト系と改質アスファルト系のルーフィングです。そして価格は高いですが、ここはやっぱり改質アスファルト系のルーフィングを使用したいところです。アスファルト系だと、やはり耐久性が低いですから。屋根の吹き替え等を検討している方で、業者に見積もりを作ってもらっている方などは一度確認してみて下さい。

次に建物の外壁に使われる透湿防水シート。一見、ただの紙に見えますが、こちらは建物の外壁から雨水の侵入があった場合、壁内への雨水の侵入を防ぐ役目と、もうひとつ壁内の湿気を通気層に排出するという役目を担っています。外壁の通気工法が一般的になる前は、壁の躯体への防水は屋根と同じようにアスファルトルーフィングが使われておりました。しかしこれでは透湿性が無いために、壁内の湿気を排出する事が出来ず(通気層も無いので)高気密化が進むと、壁内のカビや腐朽菌が問題になりました。そこで透湿防水シートを使用し、雨水の侵入を防ぐと共に、壁内の湿気を排出するようになりました。しかし、中には施工して数年後に壁を解体してみると、透湿防水シートの補強の網だけが残り、シートがボロボロになっていたメーカーもあるようです。

一見、キッチンやお風呂のように、派手で綺麗な存在ではありませんが、これらの下地は建物を守る非常に大切な役目を担っています。こういう目に見えない所は、すぐにコストダウンの対象になってしまいがちですが、こういう所こそ建物を長持ちさせるために、しっかりとやっていきたい所です。