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APWフォーラム 2020年の義務化とZEHに向けた家づくり

2016年 06月 10日 (金)

一昨日、広島で開催されました、APWフォーラムに参加して来ました。

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このAPWフォーラムとはサッシメーカーのYKKapが開催するもので、主には新商品の説明と、今、建築業界では盛んに言われているZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)への取り組みを紹介するものです。そこで今回はこのZEHについて、書いてみようと思います。

数年前からこのZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)については盛んに言われていますので、家を建ててみようとお思いの皆様は、一度は聞いたことがあるかもしれませんし、詳しくご存知の方もいらっしゃるかもしれません。しかし今回はまず、基本的な事からご説明させていただければと思います。

ZEHとは?

「ZEHとは住宅の断熱性能や設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等によって、年間の一時消費エネルギーよりも、住宅で作り出したエネルギーの方が、正味(ネット)で上回る、もしくはその差がゼロになる住宅の事を指します。」

そしてこのZEHを普及させていくのに経済産業省がZEHロードマップと言うものを作っており、具体的には

「2020年までに標準的な新築住宅でZEHを実現、2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現」

と言う目標を掲げています。

しかし、ここで問題です。この標準的な新築住宅でZEH?新築住宅の平均でZEH?って、一体、どれくらいの割合でZEHの建物を建てれば良いのでしょう?まったくもって分からないですよね?これぞ正しくお役所的な表現の仕方ですよね。他にもどのような基準で、どのような建物を建てればZEHとして認可されるのでしょう?どんな建物でも、巨大な太陽光発電を設置して、自宅で消費する電力よりも、大きな電力を発電すれば、ZEHとして認可されるのでしょうか?そのような疑問が出てくるのは当然だと思います。

そこで昨年の12月に経済産業省は「ZEH普及に向けて~これからの施策展開~」と言うものを打ち出しました。(ZEH普及の為の補助金などはすでに行われているのに、こんなのでいいんですかね?)

その中で、まず、2020年に標準的な新築住宅でZEHとは、2020年には各ハウスメーカー・工務店で年間に建てている住宅の半分はZEH使用の建物で建てなければいけませんよ。(2030年の新築住宅の平均でZEHと言う言葉は説明されていませんが、おそらく年間で建てた建物のエネルギー消費量の平均でZEHにしなければならない。つまり、ZEHの基準を若干上回る性能の建物を建てていれば、一棟でもZEHを下回る建物を建てた時点で、アウトになりまよ。と言う事だと思われます。事実上のZEHの完全義務化ですね)

併せて、どのような建物を建てればZEHとして認められるかも、明確な回答がありました。

日本列島は南北に長い為、省エネルギー基準の地域区分表と言うものが作られており、北は北海道の1地域から南は沖縄の8地域まで、八つの地域に区分されています。弊社のあります、山口県ではこの地域区分の5地域と6地域に該当しています。(山口県内でも地域によって、5地域と6地域が区分されています)

この5・6地域では外皮平均熱貫流率(UA値)で0.6を上回る性能を持っていること。この外皮性能に併せて、高効率の空調設備、換気設備、照明設備、給湯設備を使い、平成25年省エネ基準の20%以上の省エネを実現していること。そして当然、太陽光発電等の再生可能エネルギーの利用が、住宅の一時消費エネルギーを上回る、もしくはゼロになる建物をZEHとして認定する事が決まりました。(但し、都心部などの狭小地で、有効な太陽光発電システムの設置が出来ない場合、例外的にNearly ZEH(ニアリーゼッチ)と言う一時消費エネルギーの75%以上を補う建物も認められます)

このような具体的な内容が昨年12月に発表されました。これを読まれた方で、中には、なんで自分がお金を出して建てる建物なのに、ZEH仕様で建てないといけないんだっ!!と思われる方がいるかもしれませんが、こうしないと国としては京都議定書の目標が達成出来ないんですよね。だから、このZEHの義務化については、間違えなくこのまま進んで行くと思われます。

それでは次回は、このZEH仕様について、具体的にどのような仕様の建物にすればクリアー出来るのかを、少し書いてみたいと思います。